jaz bar人生八王子 (前)

金曜の午後六時から現地録音の大家、角田俊也さんによる5H,ひたすら魑魅魍魎共産プログレ、サイケを五時間堪能させてもらい頭がマッカッカーのバターでやられっぱなしっぱなしでした。
戦争で塩ビがないので中古盤を大量に集め、それを溶かしてさら地塩ビを作ってプレスする世界。大気圏越えのイカれたコーラスワークに悶絶!ジミヘンカバーで流刑の国でのロッカーの魂は鬼気迫るを抜け非現実じみた桃源郷へ。作者本人から流れダビングにダビングを経てレコードになった宅録サイケデリアの有無を言わせぬ説得力。
「角田俊也 Toshiya Tsunoda さんによるプロフィールです
私はフィールド録音のCDや音響を扱った作品を制作するかたわら東欧を中心に60〜70年代のロックやポップスのレコードを収集してきました。旧東欧共産圏(特にソビエト)では純粋にロック然とした作品なく、各地民謡をロックにアレンジしたものがたくさんあります。そのほとんどが基本的にロックを勘違いしており、奇妙なブレンド具合には抜け出せない魅力があります。
マスターテープも次々と上書きされていったようでレコードでしか聴くことができません。多種多様な音楽を好む方には、東欧のへっぽこロックはウケがいいです。」
前日木曜に彼女と離別して喪失感と得も言えぬ開放感に包まれたままでこちらのアンテナの感度も良好だったことも相まって終了した午後11時には革命前夜のマオイスト状態。
そのままコスモへ流れたら丁度ソントンがホワイトハウスのカバーをやっていて(嘘)、とても同じ高円寺で徒歩5分内での出来事とは対応できず空気の差に急性エコノミー症候群でパクパクしながら、その夜は面々に自分の出番は翌日の夕方という事実で疲労も相まってなげやり全開でバブーバブーと甘え絡みまくって早朝を迎える前にケンジル宅に助けてもらったら、引っ越したけんの家(五階の部屋を美女とルームシェア)があまりに極楽でベランダから朝靄の中新宿方面のビル群が霞んで見えたときにはとても同じ高円寺とは思えずまたその空気の違いにやられて撃沈。目覚めたら出番の五分前。
っと今きいてる角田さんコンパイルソ連東欧プログレがやばい局面に差し掛かってきたのでとりあえずこのへんで。